社会福祉法人パステル

周囲の人を大切にする石橋さんの思い

障がいを持つ10代から60代の人が利用し、2018年には創立20周年を迎えた「社会福祉法人パステル」。

パステルを立ち上げた石橋須見江さんはもともと教員として勤務、定年1年前に退職しパステルを創設する。

思わず話したくなる石橋さんの人柄。深い愛情でこれまで多くの人を受け入れてきた。桑の栽培は約6年前にスタート、土に触れて表情が明るくなった利用者さんも多いという。

人、そして、地域を大切にする石橋さんの思いが多くの人を笑顔にしている。

一人ひとりの個性を活かし、自立へのステージを用意

パステルという覚えやすい名前は、「パステルカラー」からとった。

命名のきっかけは、石橋さんが山林の中に、白いコブシの花が太陽に向かって咲いている姿を見かけたこと。

「このコブシの花を一人ひとりの個性で染めたら素敵だな」と感じ、その名を付けたという。

施設では、桑を育てることはもちろん、レストランの運営、アート活動、織物などを数多くの活動を実施。名前の通り、利用する人それぞれの”カラー”で彩られている。

利用者が育てた桑を使った商品

小山市と縁のある「桑」を使用した、さまざまな商品の詰め合わせ。

ご飯ものからお茶、スイーツまで幅広いラインナップとなっている。

この桑は「社会福祉法人パステル」が営む施設の利用者が育てたもの。育てる桑は約2,500本にも上る。木の手入れ、葉の摘み取り、洗い、乾燥、そして、パウダーにするところまでを手掛けている。今回の詰め合わせに入っている商品の他にも、さまざまな桑製品を製造。「マルベリーストーリー」というブランド名で親しまれている。


ホームページhttps://fukushi-pastel.jp/